じっと手を見る

毎日に気づきと発見を 日記っぽいエッセイ

〜お知らせ〜 2回目の卒業公演です!

 午前9時。まだ大学は眠ったまま、静かなもんだよ。こういう時、卒業しちゃったんだな僕はって思うんです。

 

 卒業したんですけど、もう一回卒業公演に関わることになりました。2回目の卒公です。後輩達の卒業公演にちゃっかり出演します。

 

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平成29年度 大阪芸術大学 舞台芸術学科ミュージカルコース 卒業制作公演

 

 The Sound of Music  

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10月23日(月)14:30開場 15:00開演

        24日(火)13:00開場 13:30開演

 

入場無料

 

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みんなとっても素敵です、是非お越しください。

 

脳内ため息について

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 思考の檻というのがあるのだと思います。所詮人間は現実を捉えることはできなくて、その時感じた感覚から現実を推測することしかできなくて、その辺のズレみたいなものを感じた今日この頃でございました。

 

 はぁ。

 

 僕はいつからか傲慢にもそのズレを感覚から差し引くことを忘れて、ありもしない現実を頭の中に作り出しては、現実を思考の檻の中に閉じ込めて世界を捉えてるふりをしていたようです。

 

 はぁ。

 

 まあ、何が言いたいかというと、頑張りますということです。

 

 おわり。

 

 あ、髪切りましたー。

デジタルの感触について

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 最近テクノを聴いています。

 

 主に電車の中が多いかなあ、僕はこんな音楽初体験です。面白い。

 

 人工的な電子音は生き物の息と言うか、鼓動と言うかそんなのを全然感じなくて妙にへらべったい。だけど、なんだかそのへらべったさの中に距離感があって、うねりみたいなものが渦巻いてる。そのうねりが逆に動物っぽいと言うか…。

 

 まあ、なんやよくわからんのだけど…とにかくいい!すごくいい!!

 

 元がクラシック畑の人間なだけにこんな音楽は新鮮ですごくエキサイティング!電子音だから音階もコードも全然聞こえてこない、メロディーとか覚えられない!そこが逆にgood!

 

 この文章もテクノ聴きながら書いてるからしっちゃかめっちゃかになっちゃった、それくらいにはエキサイトしてます。

 

風の形について

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 職場のビルを出るとぬるくて分厚い空気にぶつかった。心配していた雨はもう上がっていて助かった。傘を持ってなかったから。

 

 でも、ちょっと残念かもしれない。

 

 エアコンに管理されてない外気は随分とワイルドでなんだか居心地が悪い。けど ぼくはやっぱりお外の方が好き。

 

 こんなしっかり雨が降ったのは久しぶり。どうやらぼくは晴れ男で雨にぶつかる機会が少ない。気がするんだけど…、忘れているだけかしら。

 

 雨を今日は珍しくじっくり観察できた。降ってくる雨達に風がぶつかると雨は揺れる。形を変える。風の形に姿を変える。風がどんな形なのかよくわかった。見えないものを見てるみたいで楽しかった。

 

 だから、帰りにもう一度見えるかもしれないと楽しみだったのだけど…。晴れ男だから仕方ないかな。

悪夢の目覚めについて

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 夢の中でシャウトして目が覚めた。悪夢だった。

 

 絵に描いたようなパンクロッカーの格好をしたいかついおばさんに、ギターでラの音を弾かれて「歌え!」と言われる。

 

 もう、どういう訳がわからない。

 

 僕は理由も分からず歌う。なんの歌だったかな、現実にある曲だったのに忘れてしまった。

 

 そのうちそのおばさんも歌い始める。その人は歌が上手いとかじゃないんだけどとにかく声が大きかった。そして僕もなぜか対抗して声を張り上げていた。

 

 でもどんなに声を張り上げても全然敵わない。なんだか悔しくなって悲しい気分になって、歌い終える頃には苦しくて仕方なかった。

 

 もうしんどくて、どうしようもなくなってお腹の中の悔しさとか怒りとかイライラとか、全部吐き出すようにシャウトしたところで目が覚めた。

 

 もしかしたら実際にシャウトしていたのかもしれない。

 

 目がさめるととても夢だったとは思えない疲労感があった。

腹立ちについて

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 夕立。この言葉の響や強い雨足が僕は大好きだ。

 

 ただし今日の降り方はいただけない。

 

 人の行動意欲を奪うように、突然声を荒げて怒鳴りだすベランダ。

 

 僕にも出かけたくない日だってあるのだ、それを何時間もかけて説得した矢先にこれである。

 

 大変に腹立たしい。

 

 かといって怒ったってしょうがない。空に向かって怒鳴っても仕方がないし、ラオウみたいに振り上げた拳で雲を割くことも僕には出来ない。

 

 ああ、こうして今日も家から出ない1日になるんだ。

 

 胸につっかえた怒りを柔らかく吐く。

 

 もう家から出てやるもんかと決め込んでしまえばそれはそれでいい。

 

 諦めよう、もう一歩もこの家から出たらなんかするもんか…。

 

 ふて寝するようにクッションの上に倒れて、スマホをつつく。

 

 いいじゃないか、家の中も悪くない。ないもの以外はこの家の中になんだってあるんだ。

 

 ふと外を見る。

 

 大変に腹立たしい。雨は止んでいた。

 

 夕立は素敵な言葉だと思う。夏、一瞬の大雨は清々しい。

 

 今日を除いては。

 

 今度こそ完全にふて寝した。

 

夏バテとお仕置きについて

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 プールの更衣室から出ると正面に窓がある。その向こうに見下ろす小さな公園に真夏の太陽が差している。あまりにかんかん照りでぼくは驚いてしまう。

 

 時刻は12時30分。当たり前と言えば当たり前なのだけど、プールで疲れた体とこの太陽の明るさはあまりに不釣り合いな気がした。

 

 疲れが増した気になる。

 

 ぼくは最近夏バテ気味である。夏生まれなのになんとも情けない。今日は夏バテ気味の体に鞭を打つべくプールで泳いだ。

 

 正直なところ僕はあまり泳ぐのは得意でない、と思う。

 

 別に水泳を習っていたわけでわないし、学校の授業で泳いでいたくらい。比べようがないから実力はよく分からないけど、溺れはしないけど足がつかないと不安ってレベル。長い距離は泳げない。

 

 季節は夏、そして今僕に訪れている空前のトレーニングブーム。夏バテを無理やりねじ伏せるべくプールへ来たのだ。

 

 しかしこれは今日の計画の一部にすぎない、まだ序の口、コース料理で言えば前菜。

 

 プールはトレーニングでしかない、大事なのはその後の補給。今日は最高の補給をするのだ。

 

 そう、肉である。

 

 ステーキをたらふく食べる!もうこのテンションだけで夏バテに打ち勝ったも同然だ。

 

 日差しに打たれ疲れた体を引きずるように歩く、この時僕の両目に移るステーキ屋はさながら砂漠のオアシス。

 

 珍しく並んでいない!お目当の肉はすんなりと僕の前に現れた!450gの肉の塊!かつて牛だったとは思えないほど美味そうである。

 

 ステーキ!なんと素敵な響き!

 

 最初の一口を頬張る。肉の弾力、厚み。磨り減った体力を補填していく肉汁。この上なく美味い。

 

 こうして僕はメインディッシュを一瞬で食べきり、この日のクライマックスはあっけなく終了した。また写真を撮るのを忘れた。だが肉を目の前にするとそれどころではない。

 

 今度は肉で重たくなった体を引きずり店を出る。

 

 そして僕の夏バテは治った。いや、治ったと言わなければ牛さんに申し訳がないではないか!

 

 この夏はもっと肉を食いたい、そう思った。