じっと手を見る

毎日に気づきと発見を 日記っぽいエッセイ

走る僕と風景について

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 最近よく走る、体がスピードを求めているのかもしれない。危ないやつだ。

 

 職場からの帰りに走ったりする、街中を7キロくらい。気持ちよく走りきる日もあれば、途中で歩いてしまうこともある。大体は走りきる。余裕で。とはとても言えないが、走るのは楽しい。

  

 いろんな人、いろんなものとすれちがう。

 

 サッカーのクラブチームユニホームを来て僕の前を全力で走る男の子。僕の三分の二位の背丈で僕と同じ速さで走る。彼に僕を見る余裕はなかったろうけど、僕にはあった。焦ってたみたいだけど、すごく楽しそうに走る。

 

 自転車に乗ったサラリーマンとは同じ速度になってしまって気まずい感じになった。

 

 物が雑多に詰め込まれた喫茶店。これがすっごくいい感じなんだ。ジブリの置物が置いてある。

 

 白人の外国人の腕にはかっこいいタトゥー。何の柄かは分からなかった。

 

 交差点の向こうの素敵なお洋服を着た女性。あまりに素敵な服だったので声をかけようか迷った程。近くを通り過ぎると、韓国語が聞こえた。さすがに韓国までは買いに行けない。

 

 ライダースーツの専門店のウインドウにはいろんな色、柄のかっこいいスーツが並んでいた。

 

 前から自転車に乗っていた黒人の外国人は、電話をしながら笑っている。黒い肌に浮かぶ白い歯、5割り増しの素敵な笑顔。こういう時あの肌の色は羨ましい。でも自転車に乗りながら電話はダメだよ、あぶないからね。

 

 白い椅子の並んだ、これまた白くて大きな長テーブル。一体何のショールームだろう。

 

 金管楽器の並ぶ楽器屋さんを見た時は興奮したなあ。金色でかっこよかった。

 

 交差点で自撮りをしていた、女の子二人組。たまたま写り込んでしまったかもしれない。

 

 スケートボードの練習をするにいちゃん達はなぜか上半身が裸だった。こけたら痛いだろうに。

 

 きっと僕は走ることよりも、走ることで手に入るたくさんのエネルギーが好きなんだ。しんどくて息の上がった体から僕の思考と感覚は体を離れて、五感をフル活用して外のエネルギーを感じとってる。

  

 また、走ろう。